外国人バイト教育に力
外食・小売り 母国語も活用 知恵競う
外食・小売各社が外国人アルバイトの教育・研修強化に取り組んでいる。吉野家ホールディングス傘下の吉野家は中国人アルバイトを他のアルバイトの指導役に起用。コンビニのローソンは中国人アルバイトの指導役に起用。コンビニのローソンは中国人アルバイトの研修を都市部で定期化した。流通各社は依然人手不足に直面しており、外国人アルバイトは貴重な戦力。研修強化で、接客などのサービス向上を目指す。
東京都や千葉県などの一都三県で約800人の外国人を雇用する吉野家は優秀な中国人アルバイト2人を、新規中国人アルバイトの採用面接などに活用し始めた。2人は中国人アルバイトの店舗研修にも立ち会う。中国語も交えて指導することで作業の習熟度を高める。
居酒屋チェーンのチムニーもアルバイトを指導する中国・韓国人スタッフを増やしている。現在19人を研修用店舗へ派遣し、中国人や韓国人バイトの接客・調理指導にあたらせる。外国人向けの定期会社説明会も7月から始めた。
つぼ八は中国語で書いた接客マニュアルを年内にまとめる。注文を受けるのに使う携帯機器の操作マニュアルも作る。居酒屋「東方見聞録」を展開する三光マーケティングフーズも中国語の調理・接客マニュアルを作成する。パスタ専門店などを運営する東和フードサービスは9月中旬から、外国人アルバイトに社内の接客研修を義務付ける。月1回の研修参加を昇給の条件とする。
全国で約2500人の外国人アルバイトが働くローソンは6月に初めて東京で中国人向けの研修を実施。9月下旬に名古屋でも開催するほか、10月以降、大阪、福岡市でも開く予定だ。各地で1~2カ月に1回の頻度で研修し、サービス向上につなげる。
景気後退局面入りが濃厚で、アルバイトの時給は一部で下がり始めたが、外食・小売の多くは都市部などで人手不足が続いている。各社とも日本人に比べて採用しやすい外国人の活用が有効とみて、研修・教育制度の本格整備を始めた。(20.9.9 日本経済新聞-労働問題-)


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