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ストレス過労 深刻に

     労災申請、身体要因上回る

 精神面でのストレスを理由とする過労労災が認められるケースが相次いでいる。2007年度には、精神疾患での労災申請が脳や心臓などの身体的疾患での申請を初めて上回った。企業の経営効率化で職場の負荷が高まったことが背景とみられるが、専門家は「精神疾患を予防する体制が整っておらず、企業の対策は後手に回っている」と指摘している。

    精神疾患による労災認定 9年間で67倍

 
精神疾患による労災申請の増加を受けて旧労働省は1999年、労働者の精神疾患や過労自殺についての労災認定基準の指針を設けた。この後、精神疾患による労災認定も急増した。
 98年度に42件だった精神疾患での労災申請は、07年度には952件と20倍以上に増加。同年度に931件だった脳や心臓疾患による労災申請を初めて上回った。認定件数も98年度の4件から07年度は268件と67倍になった。
 うつ病などの精神疾患の末に自殺した(未遂も含む)として、07年度に労災認定されたのは81人と2年連続で過去最悪だった。
 厚労省は「長時間労働に加え、仕事の重圧も精神疾患の原因になる」とし労働環境の改善を求めている。(20.8.4 日経新聞 -労働問題ー)