名ばかり管理職③
ーマック.ショックに企業手探りー
「店長を管理職から外すことは考えていない」。先月開かれた株主総会で、大手居酒屋チェーン「ワタミ」の渡辺美樹社長は宣言した。
「ただ、全員が管理監督者になるわけではない」と同社長。約600人の店長の半数は「管理監督者としての権限を担う力のある店長」として時間管理の対象にせず、業績給を厚くしたいという。残りは地域を統括するエリアマネージャーの監督下で労働時間に見合う賃金を受け取る。
新制度は、年度内の開始を目指す。
日本マクドナルド判決で、管理職の無償残業に依存してきた企業に激震が走っている。店長が管理監督者ではないと認め、残業代を払う企業も相次ぐ。だが、その多くは「賃金に残業代も含まれていた」として賃金総額は変えない方針だ。
先駆けは2002~2003年の賃金や役職手当を残業代に付け替える動きだ。サービス残業の摘発や管理職の残業代返還訴訟の続発に、消費者金融大手「武富士」などがこの方式で防戦。
武富士訴訟は和解したため法的判断は出ていない。
外食産業の「すかいらーく」は来年から店長にフランチャイズ店を持たせる構想を発表した。同社は「独立の夢を持たせることが目的」と店長問題との関係は否定するが、「会社が店長との雇用関係をうち切り、処遇に責任を持たずにすむ手法として利用されるおそれもある」。という指摘もある。
店長らの残業代訴訟で会社側弁護士のもとには、企業の相談が相次ぐ。「遅刻や早退分の賃金カットを控えるなど、時間と賃金を切り離す工夫を助言している」。「マック。ショック」回避へ、企業の必死の模索が続く。(20.7.14 朝日新聞ー労働問題ー)
ーマック.ショックに企業手探りー
「店長を管理職から外すことは考えていない」。先月開かれた株主総会で、大手居酒屋チェーン「ワタミ」の渡辺美樹社長は宣言した。
「ただ、全員が管理監督者になるわけではない」と同社長。約600人の店長の半数は「管理監督者としての権限を担う力のある店長」として時間管理の対象にせず、業績給を厚くしたいという。残りは地域を統括するエリアマネージャーの監督下で労働時間に見合う賃金を受け取る。
新制度は、年度内の開始を目指す。
日本マクドナルド判決で、管理職の無償残業に依存してきた企業に激震が走っている。店長が管理監督者ではないと認め、残業代を払う企業も相次ぐ。だが、その多くは「賃金に残業代も含まれていた」として賃金総額は変えない方針だ。
先駆けは2002~2003年の賃金や役職手当を残業代に付け替える動きだ。サービス残業の摘発や管理職の残業代返還訴訟の続発に、消費者金融大手「武富士」などがこの方式で防戦。
武富士訴訟は和解したため法的判断は出ていない。
外食産業の「すかいらーく」は来年から店長にフランチャイズ店を持たせる構想を発表した。同社は「独立の夢を持たせることが目的」と店長問題との関係は否定するが、「会社が店長との雇用関係をうち切り、処遇に責任を持たずにすむ手法として利用されるおそれもある」。という指摘もある。
店長らの残業代訴訟で会社側弁護士のもとには、企業の相談が相次ぐ。「遅刻や早退分の賃金カットを控えるなど、時間と賃金を切り離す工夫を助言している」。「マック。ショック」回避へ、企業の必死の模索が続く。(20.7.14 朝日新聞ー労働問題ー)


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